はつかり号の面影を追って3-リバイバル特急スーパーはつかり
2021-09-05


はつかり号の面影を追って3-リバイバル特急スーパーはつかり

9月4日(土)午後2時半、盛岡駅ホームには、かつての東北新幹線盛岡開業時代、青森方面への連絡特急が待っていたその時のような賑わいを取り戻していました。
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列車はかつてスーパーはつかりとして使用されて来たE751系の4両編成。現役当時は6両編成でしたが、東北新幹線青森開業での転用で4両編成に短縮してしまいましたので当時と比べると若干短いです。
前面には485系時代の特急はつかり号のヘッドマークを模した、特製のヘッドマークステッカーが貼られていました。

盛岡から青森に向けて走る「リバイバル特急スーパーはつかり」に乗り込みます。
車内は満員御礼。と言ってもツアー参加者は1名参加が多く、相席にならないよう2席予約をしております。
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鉄道ファンのみならず家族連れも多く、かつての東北新幹線連絡特急といった雰囲気が車内にも伝わって来ます。

午後3時、リバイバル特急スーパーはつかり発車。記念乗車証を肴に乾杯、黙酒です。
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記念乗車証は青い森鉄道・JR東日本・IGRいわて銀河鉄道の3社連名。この臨時列車の発案はJR東日本と聞きましたが、3社の調整に当たった関係者の苦労が偲ばれます。

列車は御堂〓奥中山高原の十三本木峠(奥中山峠)の登り坂に差し掛かります。鉄道と国道が並走し、20パーミル越えの急勾配を右に左に大きく曲がりながら、峠を登っていく雄大なシーンが繰り広げられます。
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途中、二戸・八戸・野辺地で停車。ドアを開けて停車する各駅では、ゆるキャラ他お出迎えの人が迎えてくれます。
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現役時代は盛岡〓青森を2時間で連絡する俊足の特急列車でしたが、このリバイバル列車は第3セクターになりそこまで俊足を求められなくなった事や各駅での運転停車の影響で、3時間かけて盛岡〓青森を連絡しました。

このツアーは昼食付きという事でお昼も控えて楽しみにしていましたが、午後4時40分に遅い昼食が配られます。このお弁当は、IGRいわて銀河鉄道が経営するレストラン「びすとろ銀河」が調整した特製の弁当で、洋食仕立ての美味しいお弁当でした。
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掛け紙も往年の特急「はつかり」のヘッドマークを模した、好感の持てるデザインです。

懐かしのリバイバル特急スーパーはつかりの旅もそろそろクライマックス、陸奥湾に沈む夕陽を眺めながら、最後の力走をします。
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18時7分、夕暮れの青森に到着。
駅では青森駅の職員さんが出迎えてくれました。
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列車を降り、最後に振り返ると、往時の姿そのままのE751系スーパーはつかり号が停まっていました。
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いつもなら列車の思い出話を肴にK氏と一献をするところですが、コロナの影響もあったり帰りの列車の都合もあったりでこのままお土産を買って解散。コロナが落ち着いたらゆっくり酒を片手に語り合いたいところです。


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